かなしいのは


あなたが


存在しているということ
其の存在を示されること


其の存在を、見せ付けられること


其のひかり。



かなしいのは


其のひかりが
あたしにとって なんの希望も見出せず
ただ勝手にひかっている、
其のひかりが


それでも、


いとしくていとしくて


見せ付けられるかなしみよりも
消えてしまうかなしみのほうが
ずっとずっと、大きいということ。