ねえあなたは あたしの居ない世界で、 ずっとひとりで、生きていって

自分の信じていたものは あまりにも儚いものだった。 すべてが。 自分、さえも。 よくわからない。 立ち上がり方も、行きたいところに行く方法も、誰かの名前を見ない方法も ねえ、此処 から、立ち去りたい。

ああ きっと最後まで、きみには 何にも話せないんだろうな それをまた きみは怒るんだろうな そして傷ついてかなしむのかな 決めたことなにひとつ 言えないままでごめんね きみとの季節はいつも寒かったから ﾏﾌﾗｰ巻くたびに思い出すだろう そして赤い目のあ…

そして、わすれて 断ち切って泣けばいいのか 居ない しょうがない 居ない ずっと これからも

とくべつ同士のふたり。 とくべつになれなかった同士のふたり。 とくべつに愛し合うふたり。 とくべつに愛し合えなかったふたり。 みんなとおなじは厭だけど みんなは良くて、あたしは駄目とか、もっと厭。 とくべつって？ あたしひとりだけを愛さなくてもい…

もう あたしには、なんにも ないよ。 きみを救う術もなければ きみを裏切る術もない。 きみにかかわる、すべてがもう、なんにもない。よ。 かみさまはいないと あのひとは言った ああそうだなと おもった。 何処が痛くても、もう 訴える声が、出ない 愛され…

ねえ、何回さよならをうたったのかな たのしい話だけしていれば、 いつまでもしあわせだったのに いつか ふたりの笑顔が歪む日が来ることが こわくてたまらなかった あなたのたのしいことと あたしのたのしいことが あわさらなくなる 気が、して。 そうして…

きみが どこにもいかない、と 約束をしてくれないから、 ぼくは 安心して どこかにいってしまうかもしれない きみの そのままを、愛せるんだ。

だけど やっぱり否定するんだろうな きみにとって居心地が良いこの場所は あたしが、きみのために きみへの想い が 故 に 此処につくり、用意しているからこその 場所なのだということに いつになったら気付くんだろう。 きみは あたしを は 望まないけれど…

誰かが闇に葬り去ったすべてを あたしは捨て切れずに隠し持っていた。 歪みつづけて 捻りつづけて ねえきみは、何処にも行かないひと？ ねえきみは、奪ってしまわないひと？ ねえきみは、 あたしを愛して くれるひと？

きっときみは、ぼくの愛をゆるすのだろうけれど それにはぼくも、きみの愛の無さをゆるさなくては 一緒にはいられないんだね