2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

なんておだやかなんだろう。 大事そうに抱えていたものを失くしたとたん あたしは壊れるとおもっていた。 失くす心配がなくなった からっぽなあたしは とてもおだやかに、別れの言葉を選んでいる。 失くそうとしたあの夕方がやってきて、 あたしを食べつくそ…

もしまた誰かと手をとるようなことがゆるされるのなら ひとりでいる晴れたひの夕方が怖いことを ちゃんと受け止めてくれるひとがいい。 それから、あれを、ああして欲しくないこととか。 涙が止まらなかった出来事の話。 これから背負うだろう、たくさんの罪…

きっと入れ替わりになるだろう。 耐える気はさらさらないし、そのじゅんび。 祈りが届かないと知ってから ずいぶんと色んなことを考えたけれど いつだってここにあるのは、 きみがしあわせでありますように そんな祈りみたいな、傲慢な、愛だった。

自分のしがみつきたさにうんざりしていた。 だけどそれをゆるされない時間をすこし過ごして、 そのうんざりは正解だったことに気がついた。 そんなことしないと生きられないわけではない。 自分を思い込みでコントロールすることをやめたい。 愛していないと…

生きているかんかくを取り戻そうとした。 虫を追い払うみたいに 無造作にくびと手を振って。 ある、写真、というか動画?を見て泣きそうになった。 じわり、と目が痛くなったので慌てて閉じた。 まだ焼き付いている。なんでもない写真なのに。色が。花が。手…

気付いたあと、その一文を読んだときに、ああ、そうだよねとおもった。 もう涙は出なかった。 時間がたくさんかかってしまった。 迷惑をたくさんかけてしまった。 終わりにしないとね。 このまま探し続けても、まるで意味が無いから。 罰を受けよう。 すべて…

危ない危ない。 やめたこと忘れてた。 かわいいあの子に会いたい。 砕いてしまった未来に行きたい。 さようならで繋がれたあたしたち。 これ以上の別れがあると言うのなら、泣けないけれど だって、でも、無いでしょう? 名前しか真実じゃない部屋で うたを…

大丈夫だって言い聞かせて眠ろう。 悪魔がやってくることがわかっていても あたしにはもたれられる膝がないよ だから自分に。 腕も、声も、背中も、ここには無い。 宝石になっても 拾ってくれるひとは居なくなった。

確信とかそういうの。 静かに息をしているということ。 力を抜いてしまえば、二度と会えなくなるかも知れないということ。 もう一方での夢の話。 選ばれないならせめて、もっとうつくしい存在になりたい。 自信は自分の問題だけれど、自分だけでは中々手に入…

生きてるだけで大変っていうことへの理解って、 やっぱなかなかないよなあーとかの、あの涙と嘘。 たったひとりでも、そこに愛なんてなくとも、よかったんだけどな。 逃げるなら全速力で逃げたい けれどそうしたらもう、二度と戻ってこれない。 ほんとうの望…

支えになってくれていたその手が 力を失っておろされたとき あたし、さっさと斃れてしまえば良かった。 あたしの命は、あれが終わりで、よかった。

人の思考なんて、自分で自分を理解できていてさらにそれを的確に相手にわかるように説明できないと、まずわかってもらえないし、そうしても相手が「理解できない」と思えば「ふうん」としか返ってこなくてそれまでだし、あたしはもう「ふうん」が怖いので何…

要るものと要らないもの その疑問。 それは何故か、とか。 我慢しないことに決めただけ。 その我侭をずっと、あたしだけは聞いていたかったけれど 痛いことは痛い。辛いものは辛い。 いちいち訴えないからせめて、その痛みの存在を知って。 すべてわかってま…

自分の醜さに吐き気がする。 もう苦しい。 ほんとうの問題なんて、そこには何もないはずなのに そのときがきたら、きっとあたしは逃げるだろう。 そこに、無理して耐える意味、を、見出せるまでは。 嘘はもう疲れたから。 誰かが居ないことがしあわせだなん…

涙脆くなったのは、愛という愛を諦めようとしてからのことで それでも 諦めきれない誰かが必死で存在を訴える、その手段として涙が出るのだろう 自分の所為でこの手にできなかった愛たちを嘆くのも疲れたし 必要ないひとなんてこの世界にどこにもいないこと…

そうださっさと白旗をあげてしまえばいいのに どうしてまだ頑張れると思ってしまえるのか どうしてだいじょうぶだって言ってしまえるのか 泣いてないとか嘘ついたり、好きじゃないとか嘘ついたり、 そんなふうにしか誰かを繋ぎとめられないあたしの存在は ど…

すべてに無気力なくせに 全力で苦しむからいけないんだね。 何処にあるかもわからないようなしあわせなんかより 此処にあって この目に見えて 触れられる苦しみのほうを信じてしまうんだ 君だって、さわることもできない愛するひとよりも さわれて抱き締めて…

自分で創った世界に 自ら苦しめられているのだろう あたしにはもう、無限の可能性を信じられる程のちからは残っていなくて ここで終わりってことにしといたほうがいろいろと都合が良いから それで苦しんでいる姿など、ただの自業自得だから 苦しみなど、見せ…

さようならと呟いて安心するのはあたしの悪い癖だ 結局あたしのほうが さよならよりも酷い言葉を持っている 誰かを言葉で握り潰すことなど簡単だ その必要がないからしないけれども わかりあえるとおもったのに。 交差してゆくしあわせは すれ違いざまにすこ…

またひとつこわされて フェンスの向こう、眺めて泣いた 細いのにカタクナで、そんなにもきつく繋ぎ合うあなたたちは あたしをどうしても向こう側に連れて行ってはくれないね ただ、ただ。 目が、もう。 赤くなりすぎてあなたに会えない。

きっとあたしはそれだけが嬉しくて それだけで嬉しくて 狂おしく大切に、一方的にひとりで愛しつづけている。 未完成の幸せ。そしてずっと未完成のまま。 もしかしたら、そのまま永遠に。 今気付いた。 再び訪れたときから、あたしは嘘を吐くのをやめたこと…

なんていうか半開き。 閉じるなら閉じないと。開くなら開かないと。 中途半端でみっともない。 いろいろ考える。いろいろ。いろいろ。 そうして劇的な瞬間を夢見ている。 腐ってしまったものが消えていくのを見ている。 からっぽになってしまった人形の瞳を…

あたしが不安定になる要素など何処にもないのだ。 もう二度と、嫌なことがあたしにはあるから、もう、あんなの無理だから これ以上、近寄れない。 世界を。 世界を変えるしかないの? ここから居なくなるしかない? あたしって狭いんだなあ。 今までは、だけ…

必死で、縋りたい欲を捨てる。 甘えが飛び交うこの世界で、あたしだけは甘えたりしないように その音が何?色が何?撥ね付けて生きないと壊れる この脚はどうしてまだ立っているのだろうね この瞳は、どうしてまだ 見つけようとしてしまうのだろうね あなた…

オレンジ色の幻想。 出会いは結果論だろうか、運命は結果論だろうか。 あたしが求めてやまなかったこと、そして二度と叶わない程までに壊れたもの、 それがそうなったことも全部、運命だっただろう。か。 今また、それならどうして生きていかなきゃならない…

ああ。そうだ。 希望を失くされたわけじゃないんだ。 期待なんて、最初から自分で押し殺して生きていた。 唯 劣等感を、与えられただけなんだ。 これ以上にない。程に。 他の誰よりも劣っているのだと、思い知らされた。 そしてそれは間違いじゃなかった。 …

ほんとうはあげたいものはいっぱいあるのだ。 その何一つの叶わなさ。ずっとずっとつづく哀しみ。 きみが哀しいことや苦しいことやあたしは無関係の幸せが こんなにもあたしの胸を痛ませるのに 何故、きみがこの世界に居ることはこんなにも喜ばしいのだろう?

そうだ。とても辛くて苦しい季節、だった。 それを、この目に はっきりと、この目に うつして思い出せてしまうもの まで この世界には存在していて 普段はどんなにその苦しみを忘れて生きることはできても そうして、ふと 視界から脳内に伝わり、 色や声まで…

苛々し過ぎてあたまがおかしくなりそうだ ぶつけないけれど、優しくもしない 全部が無理ってそれだけはわかっていること 無理強い過ぎる、よのなか それでも呼吸は止まらない こんなに泣いてもあたしは救いを求めない どんなに泣いても誰にも救えないことを…

こうしたかったんだって小さく呟いた。 誰にも聞こえない声で、自分だけに、そっと確かめるみたいに。 理解力なんて褒められても、何も嬉しくないのにね 相手にとって都合の良い解釈をすることなんて、理解を示すことなんて、 全部うまく飲み込むことなんて…