しあわせな自分 を見下ろして どうしたら、繰り返さないで済むのか また、わたしは、 自分だけが勝手に満たされてしまうんじゃないのか また、わたしは、 きみを満たせない、自分の無力さに耐えられず 言われるがままに、せかいを 無理やり、手放してしまう…

伸ばしても伸ばしても届かない 白昼夢、 に押し潰されそうで息ができなくなりそうだ 夜なのに起きて見るこれ は 夢 こんなに苦しいのも こんなに怖いのも なにもかもが夢だから 限界で目が覚めるはず 優しい声に起こされるはず 現実で待っている誰かに とび…

それぞれが、嘘であろうともきちんと立っていて 誰か がなんらかの理由をつければ、正しそうになり、 誰か が言葉を尽くせば、間違いなど無い ことにできて、 それにあたしは、理解 や 納得 というかたちで頷くことはできる。できるんだよ、だけど困る。 あ…

わたしはいつまで経っても此処に居る。 あのひとの手が此処にないことを 思い知っても どんなに どんなに 思い知っても。 居ない のに 「きみのためには生きれない」 そう笑った、あのひとは 「ぼくをゆるさないで」 そう 泣いた、あのひとは。

それははやっぱり雨の日で きみの顔を、愛しいと眺めながら 窓の外、深夜、降り出した雨の音と匂い、 すうと冷えていく部屋の空気に癒されながら あたしは きみ 以外のすべて は、 あたしに対していつも、優しいのだと 確信をしたのです。 お互いの自業自得…