しあわせな自分 を見下ろして
どうしたら、繰り返さないで済むのか


また、わたしは、
自分だけが勝手に満たされてしまうんじゃないのか
また、わたしは、
きみを満たせない、自分の無力さに耐えられず
言われるがままに、せかいを
無理やり、手放してしまうんじゃないのか、



どこのせかいの、どの自分が、現実なのか
ずっと浮遊
ずっと幻覚



たくさんの 正しさがわからないなかで、ただ
いとしくて 仕方のない事実



できるなら、きみの手など、煩わせずにひとりで
不安も恐怖も悪夢も 終末も
消し去ってしまいたいと、頑張って
気付いたら、きみの姿すら消えていた、なんて
もう二度と
繰り返すわけには、いかないのに



この期に及んで 未だに 自分に
自信が無いと言ったら、呆れてしまうかな
わからないんだ
どこまで大丈夫、
そして交差か、平行か、


バランス の とりかた