此処の暗さ、は、もう
誰に伝えることもないんだろう
みつかれば笑うけれど
探されもしないんだろう


笑えるのはきみが居ないからだよ
涙するのもきみが居ないからだよ


きみが居ると
もっと泣くし
もっと笑えるけれど。


何度も繰り返せば、いつかは嘘だって真実に。
だけどほんとうのことなんて、そんなには多くない。


きみはもっと、傷つけられるといい。
きみはもっと、苦しめられるといい。
そして其れ以上のことを あたしに施したのだと
思い知ればいい。



嗚呼、此処は静かだ
暗いな、とても暗いな
泣くし笑うし、誰も居ない。
嗚呼、ゆるやかな時間だ
果てのない闇 の なか


もう、誰にもみつからないよ
もう、誰にも探されないよ
花と浮いて 死ぬまでずっと
髪の重さで 死ぬまでひとり