歌う理由


歌う理由/はばたいて鳥は消える

奥田美和子「歌う理由」があたまから離れない。
このうたを聴いていたらキィィィって記憶があたまのなかで暴走する。顔が歪んでるのが自分でもわかる。苦しいのかどうかはわからない。ただまったくおなじだったから。泣いて泣いて苦しいのに、うたうしかなかったあのときと。
カップリングもとてもいい。

それでなくともあのひとのうたう声はあたしには麻薬みたいで、1日1回聴かなきゃ気がすまなくなった。なんなんだこりゃ。そしていつかあたしの声も誰かにとってそんな存在になってみたいもんだなあとおもってみたり。馬鹿ね。
22日にはアルバム出るみたいで楽しみ。妹がカラオケでうたっていた「しずく」が欲しいんですけど、アルバムに入ってなくてショック。なんで!シングルにもなってないって?なんだろうな。


柳美里すごいなあとおもった。すごい合うの。このひとの声に歌詞が。つうか暗いだけなんだけど。直接的に暗い。今時剃刀だの薬だの歌詞に書くひといない。なのにこのひと書く。美和子さらっとうたう。すごい。こんなありきたりな暗さなのに、その世界と美和子のうた声が合ってて、わわーってなる。
ほであたしの日本語の不自由さもすごいな。


美里ってあたし小説読んだことないからこれ以外の作品についてはよくわからないのだけど、なにがあんなに人柄としての評判を下げているのか?そこまでは追ってみない。
文章書くことに優れたひとは変人だから、あんまりメディアに出るもんじゃないのかな。室井嫌いだしなあたし。読んだことないくせに。人柄(キャラ?)で損だあのひとは。


あと欲しいアルバムがたくさんあるのでちょっと困ったことに。立派な音楽貧乏だ。