何の力も無いくせに、求められたいとつよく願っていた
求められて、それで何をあげられるって、何も持っていないのにね
気付いたひとから去っていく
あたしは、誰の望む愛も持っていないから
みんな 去っていく


何もない同士で、そばに居られればいいのに
何もいらないよ、何もあげられないよ
それでもいいから手だけ繋いでいよう
そんなふうに


だけれどひとは、目に見えないものほど 求めるし
目に見えないから、中々信じないし
目に見えないから、あんまり大切にしないし
体なんか大切にしてどうするの?
手では腫れ物に触るように触れたって、言葉と心で傷つけるのならおなじ


ほんとうに大切なら、折れる程抱いて潰せば それが永遠。