2005-11-01 それよりもあいして 詩 「限界」がひとつなら良かったのかな。 いくつもの限界を引き摺ったまま、気付かないふりで ただ笑顔のため だけに 息をした。 ここまでだ、と溜め息をつくことが ずっと あたしにはできなかった。 手放したくないものが、たくさんあった。 救われたいのに、救ってしまうと手放してしまう。 失くしたくないのに、失くさないでいると救われない。 あたしが死んだら狂ってくれる? それとも、自分の所為じゃないと信じて逃げる? どっちにしても生きていればいい かがやかしくてうつくしい、あたしの居ないこの世界で