ねえぼくは


きみが笑顔を見せなくなっても
この手を振り解かれても
ねえぼくは



歪み続ける世界に それでも
真っ直ぐに立つきみは うつくしくて
一緒に倒れてしまいたいぼくは


あまりにも醜いよね


多分、わすれてしまったよ
きみがたいせつにしたかった歌
其の声
醒めたあといつもひとりだった


夢は。


夢は儚いけれど、繰り返されるから


きみがいなくなっても
誰かがまたぼくを傷つけるし
ぼくがいなくなっても
誰かがまたきみを傷つけるのさ


ねえぼくは
たいせつにされるべきひとになりたかった
ただそれだけ


きみに訴えても、仕様が無いことだよね
だけど、ただそれだけなのさ