苛々したくないって抑えながら泣く
なにかがぐるぐると変わっている夜
やすむとか癒しとかそういうこともよくわからない
だれひとりとして此処には残らなかった
ずっとそう言いながら、泣きながら 壊れながら
置き去りが、どれだけ苦しいか見せつけながら生きているのに
そういうわたしだと知りながら近づいてきたひとたちみんなも
こぞってきれいさっぱりいなくなったじゃないか
誰が「大丈夫」なんて言ったの?
きみなら大丈夫って誰のどの口が吐いたの?
最低な嘘だ
大嫌いな根拠のない前向きだ
こんなにもわたしは
やさしかった言葉すら無碍にして生きる
呪いをかける?
あなたは(わたしは)一生誰のこともしあわせにできないの。
自分はしあわせになれても
あなたのせいでしあわせになれるひとなんて
絶対にあなたの前には現れないの。
でもこれは呪いなんかじゃない
あなたを知っているからわかるの。
あなたを愛していたからわかるの。
それでも優しいつもりのあなたは(わたしは)
ひとにつけた傷なんてなかったことにして
自分は誰かとしあわせになろうとしているのだね
それも、その誰かのためだと信じている。
言い方をかえれば
自分がしあわせになるために
ひとを傷つけて、それをなかったことにして生きているの
どれだけおめでたい?
あなたが(わたしが)
誰かとしあわせになろうとしている姿程
滑稽なものはないのにね


わたしが苦しんでいるのは
苦しんでいたのは
あなたを好きだったからではありませんでした。
それに気付けたときの絶望感を
どうやって伝えればいいのかわからない。
伝えない方がお互いのためであることもわかっている
勘違いのほうがしあわせだったよね
わたしは傷つけられたままで
あなたも傷つけられたままで


とうとうやってきてしまったんだ
どんなに祈っても、意味がなかった
悪魔がやってきてわたしを蝕んだ
かみさまかみさまかみさま
わたしはあなたなんか居ないとおもっている
そんなものに縋るのは弱い人間のすることだとおもってた
ああだけどかみさまかみさま
目に見えないものは何も信じることができない
わたしのほうがずっと弱い人間だったよ
信じられずに縋れずに
ずっとずっと憎んでは失って
だから悪魔に見つかってしまった


怖すぎて息が苦しい
どうすればいいのかわからない
さよならはどこですか?
おくすりは
ここから発てるおくすりは


切れている
切れている。
わかっているのだ、わたしは明日もあさっても
おしまいになんて、してしまえない
誰も居なくて怖い
冷めた目で狂うわたしを見ているわたしが
ひとりだけ居るけれど


かみさまかみさまかみさまかみさま
わたしにたったひとりでいいから
味方をつけてくださいかみさま
きもちわるい、ほんとうは悪魔のくせに
嘘は赤いからわかる
みんなに見えない赤さ
かみさまは赤い服を着た悪魔だ



嘘。
取り消し。
なしなし。
これ、嘘だから。
おやすみ。
みんなだいすき。
  ばいいとおもうぐらいに。


愛していないよっていえば
楽になるでしょう?