哀しみが麻痺しているような気がする
幸せが麻痺しているような気がする


胸がぎゅうぎゅうするんだよ、はやされる
その機能


あたしがいなくなっても、誰のせいにもならないように
みんなあたしのことを忘れてしまえばいいのにね


ひとはどうして忘れ去られることを恐れる?
ひとはどうして自分が何者かでなくてはいけない?
ひとはどうして生きる理由がないと生きてゆけない?


そんなことどうでもいいから自分の存在が邪魔なんだ
すべてのひとの幸せを願うと、そのことに気付くんだ。


いなくなってしまえば
忘れられることなど怖くはないよ
そのほうが幸せを信じられる


あたしたちは いつかまた会えるのかな?
忘れられること以上に さよならのほうがよっぽど怖い
それはきっと存在以上に、さよならをしたことやされたことを
忘れられないからなんだろう
さよならをしてしまうと、すべてが哀しみに変わってしまう
忘れることができなくなる。あのひともあのひともみんな。