何について考えても苛々が止まらなくて、寝付けなかった。
苦しみや悲しみに支配されるのはまだ泣いて耐えられるけど、
怒りや嫌悪や憎悪に支配されると、そんな自分が嫌で耐えられない。
抑えられないのがさらに苦しい。
叫びたくても叫べない世界にいるうちは、笑うしかない。


目が醒めたらすこし機嫌は良くなった。
考えなくてもいいことは、なるべく考えないようにしていよう。
きっとこれからが苦しい戦いなるんだろう。自分との。


どうしてあたしが我慢して笑わなきゃならないのかわからなくなった。
そうして閉じきった。