とても悲しいことだねってそんな目で、あたしを見る。
あたしの生き様をわかっても、わからなくても、
その悲しさはとどまることを知らずに、増幅してゆく。


耐え続けるのだ。どっちにしても。


ひとを信じたい。
信じられないと喚き、突き放し、去られてから信じていたことに気付いて泣く、
ということをもう、やめたい。
それは信じていたから悲しいのではないということ、
ほんとうはやっぱり少しだって信じていられなかったということ、に
やっと気付いたから。


裏切られたんじゃないよ。いつもいつでも。
わかっていてそうした。はず。もう、やめたい。
あんしんなひとなんてきっとどこにも、居ないけど、居ないから、
信じられなくても平気なこころが欲しい。つくりたい。
信じられなくても突き放さないように。
大切なものは大切にできますように。
こころを、ちゃんとしたい。


おもえてがんばれば できるはず?
誰もみていないところで あたしは悲しくなく生きる。


だからあたしを悲しいことにしないで。
悲しいあたしも認めて。


闇で包まないで。


正しさで負かさないで。