焦ってはいけないんだって、ゆっくり深呼吸。
だけどあまりにも繋がりが稀薄過ぎる。この世界と。貴方と、君と。
あたしの。


ずっと鼓動が速いことに気付き始めて
かなしいみちが、手招きをする


そして痛みつづける。
何も掴めなかった手で、涙を救う。


こころがどこにもなくなった。
あめのおとがひびいた。


だいすき。
あたしの最後のしあわせは、きみを抱きしめることだよ
そう言うと、きみは嬉しそうに笑った。