決められないあたしと、決められない誰かと、
何も決められないままで、
何も決まっていない世界で、
何度も突き刺されながらうたったそれを
あたしは、誰に聴かせようとしているのだろう?
憎しみを込めて叫ぶみたいに、だけど優しく
何の感情もこもってないみたいに、だけど愛を込めて
何度も何度も繰り返すその言葉を
誰にでもなく、自分にぶつけるべきなのに
ねえこの世界
どこを海にしようか、
何を太陽にしようか、
色々ぜんぶ、なにも決まっていなくて
どうしよう。
決まらない。決まってない。
正しさも間違いも罪も愚かさも嘘も真実も
ねえこの世界。
そういう自由。