きみはどんどんきりひらいてゆくから
もう大丈夫だね
あたしは此処にいることしかできなかったのに
それすらもやめて、どうやって
遠ざかるきみを 想い、つづける?
すこし安心しました
きみとのつながりをひとつひとつ失くしてゆくこと、
それを自分でえらんで
きちんと果たしてゆけている事実に。
もうきっとあたしたちは
お互いがいなくても、呼吸など乱さず、ただ
淋しいだけで
それすらもやがて、消えて
生きていると信じ合って
証拠を見せることはもうないけれど
それだけを信じていて、そしてわすれて
わすれないで
さよならとわらう、そのえがおも。